“蒸風呂”の読み方と例文
読み方割合
むしぶろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、二頁見ているうちに急に全身が熱くなって来た。蒸風呂むしぶろにでもはいったようで室内の空気がたまらなくしつけるように思われた。
病中記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
するともう、さっそくに蒸風呂むしぶろのいちばん上のたなにねていました。ところで、着物を着たなり、長ぐつも、うわおいぐつもそのままでねていました。
そのころの湯殿というのは、みなむろになっている蒸風呂むしぶろであった。外のたき口で、火がハゼると、たちまち室中むろじゅうが白い湯気に満ち、中の温度は上昇してくる。