“大風呂敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぶろしき80.0%
おほぶろしき10.0%
おおふろしき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし直接民衆の福利に即した政治家は地味であり、大風呂敷おおぶろしきの咢堂はそういう辛抱もできないばかりか、その実際の才能もなかった。
咢堂小論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
かれは五そくづつをひとつにたばねた草鞋わらぢとそれからなは一荷物ひとにもつると大風呂敷おほぶろしき脊負しよつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それをギゾーが古いからといって、自分があらたに作るというような学者は、日本には未だないと思う。中学は勿論もちろん大学にもないと思う。ところがトンダ大風呂敷おおふろしきを開げるのが先ず今日の常態である。
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)