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墓窖
ふりがな文庫
“墓窖”の読み方と例文
読み方
割合
はかあな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はかあな
(逆引き)
明い電燈の光に満ちた、
墓窖
(
はかあな
)
よりも静な寝室の中には、やがてかすかな泣き声が、
途切
(
とぎ
)
れ途切れに聞え出した。
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なによりもまず一家の
墓窖
(
はかあな
)
を内側から造作なくあけることができるように作りかえた。墓のなかへずっと突き出ている長い
槓杆
(
てこ
)
をちょっと押せば鉄の門がぱっと開くようにした。
早すぎる埋葬
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
この
墓窖
(
はかあな
)
のような陰々たる空気の中で、時代の埃を浴びた物静けさが、そして、様々な秒刻の音が、未だに破られないのは、恐らく誰一人として、つめきった
呼吸
(
いき
)
を吐き出さないからであろう。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
墓窖(はかあな)の例文をもっと
(3作品)
見る
墓
常用漢字
小5
部首:⼟
13画
窖
漢検1級
部首:⽳
12画
“墓”で始まる語句
墓
墓地
墓所
墓石
墓場
墓参
墓詣
墓穴
墓標
墓原
“墓窖”のふりがなが多い著者
エドガー・アラン・ポー
小栗虫太郎
芥川竜之介