“亡体”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なきがら50.0%
ばうたい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大沼おほぬまみづたゞかぜにもらずあめにもらぬ、灰色はいいろくもたふれたひろ亡体なきがらのやうにえたのが、みぎはからはじめて、ひた/\と呼吸いきをしした。ひた/\とした。かすかにひた/\と鳴出なりだした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白衣びやくえかすかに、撫子とこなつ小菊こぎくの、藤紫地ふじむらさきぢ裾模様すそもやう小袖こそでを、亡体ばうたいけた、のまゝの、……友染いうぜんよ。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)