“残忍”のいろいろな読み方と例文
旧字:殘忍
読み方割合
ざんにん95.2%
むご4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後世こうせい地上ちじょうきたるべき善美ぜんびなる生活せいかつのこと、自分じぶんをして一ぷんごとにも圧制者あっせいしゃ残忍ざんにん愚鈍ぐどんいきどおらしむるところの、まど鉄格子てつごうしのことなどである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
こうおもった瞬間しゅんかん、いままでのあたまなかのなごやかなまぼろしはえてしまって、そこには、残忍ざんにんな、なまぐさい光景こうけいが、ありありとかびました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それにしても、お種だけならいざ知らず、とがもゆかりもないお鳥まであやめてしまうとは、何たる非道か奴でござりまッしょうか。鬼というてもこうまで残忍むごかことはいたしますまい