“殘忍”のいろいろな読み方と例文
新字:残忍
読み方割合
ざんにん80.0%
あらけな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後世こうせい地上ちじやうきたるべき善美ぜんびなる生活せいくわつのこと、自分じぶんをして一ぷんごとにも壓制者あつせいしや殘忍ざんにん愚鈍ぐどんいきどほらしむるところの、まど鐵格子てつがうしのことなどである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
おう)とは殘忍ざんにんなる乞丐きつかい聚合しうがふせる一團體いちだんたいなることは、此一このいちしてもきのみ。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ロミオ なに、こひ温柔やさしい? 温柔やさしいどころか、粗暴がさつ殘忍あらけなものぢゃ。荊棘いばらのやうにひとむねすわい。
マーキュ はて、こひめが殘忍あらけないことをすれば、此方こちからも殘忍あらけなうしたがよい。しをったら、此方こっちからもして、壓倒へこましたがよい。(從者を顧みて)……つらかく假面めんれ。