“假面”のいろいろな読み方と例文
新字:仮面
読み方割合
めん70.0%
かめん20.0%
メン10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヂュリ といふ假面けてゐればこそ、でなくばかしさに眞赤にならう、今宵うたことをついおかれたゆゑ。
彼女までのは、ともすればれて、正面非難いでゐたのをつた。彼女自分假面引剥ぎ、そのさにかなければならなかつた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
假面のやうに濃く白い顏をくつきりと浮き上らせ、ことに魚族のやうな深い澄んだ光をひそませた女等の眼が、じつと、わいわい騷いだり惡口をついたりしながら行く人々の上に注がれてゐた。
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)