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假面
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めん
ふりがな文庫
“
假面
(
めん
)” の例文
新字:
仮面
ヂュリ
夜
(
よる
)
といふ
假面
(
めん
)
を
附
(
つ
)
けてゐればこそ、でなくば
恥
(
はづ
)
かしさに
此
(
この
)
頬
(
ほゝ
)
が
眞赤
(
まっか
)
にならう、
今宵
(
こよひ
)
言
(
い
)
うたことをついお
前
(
まへ
)
に
聽
(
き
)
かれたゆゑ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
われは、けふさる
戲言
(
ざれごと
)
いふことかはと
戒
(
いまし
)
めつゝも、心の中にその笑顏の涙を掩ふ
假面
(
めん
)
なるをおもひて、
竊
(
ひそか
)
に友の情誼に感じぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
汝たとひ百の
假面
(
めん
)
にて汝の顏を覆ふとも、汝の思ひのいと
微小
(
さゝやか
)
なるものをすら、我にかくすことあたはじ 一二七—一二九
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
野郎コンコ奴の
假面
(
めん
)
欲しがツてだから、これやりせえすりや、よさあいゝが、そこらでまた二百がとこも買ツてくべえ
月見の夕
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
その頭部に見える物凄い
面相
(
かほ
)
は、柱頭のつもりで、柱身の上に載せられた、彫刻の
假面
(
めん
)
のやうであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
(かへでは細工場へ走り入りて、木彫の
假面
(
めん
)
を入れたる箱を持ち出づ。桂はうけ取りて頼家の前にさゝぐ。頼家は無言にて桂の顏をうちまもり、心少しく解けたる體なり。)
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
醜男面
(
ひょっとこづら
)
に
假面
(
めん
)
は
無用
(
むよう
)
ぢゃ!(と假面を
抛出
(
なげだ
)
しながら)
誰
(
た
)
れが
皿眼
(
さらまなこ
)
で、
此
(
この
)
見
(
み
)
ともない
面
(
つら
)
を
見
(
み
)
やがらうと
儘
(
まゝ
)
ぢゃ!
出額
(
でこすけ
)
が
赧
(
あか
)
うなるばかりぢゃわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
かくてあたかも
假面
(
めん
)
を
被
(
かう
)
むれる人々が、己を隱しゝ
假
(
かり
)
の姿を棄つるとき、前と異なりて見ゆる如く 九一—九三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
われは讀み畢りて、ポツジヨが滑稽の天性にして、世の人のそを
假面
(
めん
)
と
看做
(
みな
)
すことの
謬
(
あやま
)
れるを信ぜんとせり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
伊豆
(
いづ
)
の
修禪寺
(
しゆぜんじ
)
に
頼家
(
よりいへ
)
の
面
(
おもて
)
といふあり。
作人
(
さくにん
)
も知れず。由來もしれず。木彫の
假面
(
めん
)
にて、年を經たるまゝ面目分明ならねど、
所謂
(
いはゆる
)
古色蒼然たるもの、
觀
(
み
)
來
(
きた
)
つて一種の詩趣をおぼゆ。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……(同族の一老人に對ひて)いや、
叔父御
(
をぢご
)
、まま
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
しめされ、
貴下
(
こなた
)
も
予
(
わし
)
も
最早
(
もう
)
舞踏時代
(
ダンスじだい
)
を
過
(
すご
)
してしまうた。お
互
(
たが
)
ひに
假面
(
めん
)
を
着
(
つ
)
けて
以來
(
このかた
)
、もう
何年
(
なんねん
)
にならうかの?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
假
部首:⼈
11画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“假”で始まる語句
假
假令
假初
假名
假借
假聲
假寢
假牢
假病
假名文字