“微小”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びしょう50.0%
びしよう16.7%
さゝやか16.7%
みしょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから月世界に、乗合のりあいバスぐらいの大きさのものがあったとしたら、それは新望遠鏡には丁度一つの微小びしょうな点となって見えるだろうという……。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
餘震よしん勢力せいりよくあるひ地震動ぢしんどうとしての破壞力はかいりよくは、最初さいしよ本地震ほんぢしん比較ひかくして微小びしようなものでなければならぬ。おほくの實例じつれいちようするも其最大そのさいだいなる場合ばあひでも十分じゆうぶんいち以下いかである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
汝たとひ百の假面めんにて汝の顏を覆ふとも、汝の思ひのいと微小さゝやかなるものをすら、我にかくすことあたはじ 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そして、御壇ノとばりの蔭に冥々めいめいと立ち並んでいる先祖代々の位牌の御厨子を、微小みしょうゆらぎの中に、じっと見あげた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)