“みしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実生29.6%
未生22.2%
微笑11.1%
未詳11.1%
身性7.4%
味生7.4%
味漿3.7%
微小3.7%
身証3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝦夷松(えぞまつ)や椴松(とどまつ)、昔此辺の帝王(ていおう)であったろうと思わるゝ大木倒(たお)れて朽ち、朽ちた其木の屍(かばね)から実生(みしょう)の若木(わかぎ)が矗々(すくすく)と伸びて、若木其ものが径(けい)一尺に余(あま)るのがある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
やがて夫人が、一度(ひとたび)、幻に未生(みしょう)のうない子を、病中のいためる御胸(おんむね)に、抱(いだ)きしめたまう姿は、見る目にも痛ましい。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
須弥壇の観音像は、二つだが全く一つとなっている夫婦というもののこんな場合のすがたを、微笑(みしょう)の下に見おろしていた。雨露次の手には、妻の薄い背を打つ喘(あえ)ぎが、いつまでもわかっていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
“——前記姓名未詳(みしょう)の男は、二十五歳前後の青年にあらずして、実は六十五歳前後の老人なること判明せり。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三宅島(しま)にいたころのことを思や、これでも極楽(ごくらく)、下らねえ欲をかいて、変なことから、身性(みしょう)が曝(ば)れでもすると、とんだことだと思って、つつしんではいるものの、精進(しょうじん)ぐらしも、これで三年
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
川の向うには緩(ゆる)い丘の起伏がつづき、吹田(すいた)や味生(みしょう)の村々を指呼(しこ)することが出来る。
こうして四升の水が半分以下に煮詰まった時、火から下ろすのであるが、もうその時は、すっぽんの味漿(みしょう)は悉く汁に出て、肉も何も綿のように柔らかくなっているのである。
すっぽん (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
そして、御壇ノ帳(とばり)の蔭に冥々(めいめい)と立ち並んでいる先祖代々の位牌の御厨子を、微小(みしょう)な灯(ほ)ゆらぎの中に、じっと見あげた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
疑ってみたんだ。が、考えてその四人まで身証(みしょう)がはっきりして取り除くとすると——最後(あと)の一人が犯人てえことは、なあ彦、動かねえところだろうじゃあねえか。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)