味漿みしょう)” の例文
こうして四升の水が半分以下に煮詰まった時、火から下ろすのであるが、もうその時は、すっぽんの味漿みしょうは悉く汁に出て、肉も何も綿のように柔らかくなっているのである。
すっぽん (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)