“作人”の読み方と例文
読み方割合
さくにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙太 んじゃ、別に作人(さくにん)百姓ばかりの寄合いば拵えたらええて。ううん、初めは小字だけで二人でも三人でも構わねえ。段々に拡げて行けばええて。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
飛騨国(ひだのくに)の作人(さくにん)菊松(きくまつ)は、其処(そこ)に仰(あふ)ぎ倒(たふ)れて今(いま)も悪(わる)い夢(ゆめ)に魘(うな)されて居(ゐ)るやうな——青年(せいねん)の日向(ひなた)の顔(かほ)、額(ひたひ)に膏汗(あぶらあせ)の湧(わ)く悩(なや)ましげな状(さま)を、然(さ)も気(き)の毒(どく)げに瞻(みまも)つた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
伊豆(いづ)の修禪寺(しゆぜんじ)に頼家(よりいへ)の面(おもて)といふあり。作人(さくにん)も知れず。由來もしれず。木彫の假面(めん)にて、年を經たるまゝ面目分明ならねど、所謂(いはゆる)古色蒼然たるもの、觀(み)來(きた)つて一種の詩趣をおぼゆ。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)