“かめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮面68.4%
假面10.5%
河面10.5%
花面5.3%
卦面5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが追々(おいおい)笑って済ませなくなるまでには、——この幽鬱な仮面(かめん)に隠れている彼の煩悶(はんもん)に感づくまでには、まだおよそ二三箇月の時間が必要だったのです。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
此間(このあひだ)にロミオは假面(かめん)のまゝ、巡禮姿(じゅんれいすがた)のまゝにてヂュリエットに近(ちか)づき、膝(ひざ)まづきて恭(うや/\)しく其(その)手(て)を取(と)る。
せめてこの室の南側(なんそく)に、もう一つの小窓でもあいていたら、そこからは、風致上(ふうちじょう)よろしくはないかも知れないが、銭塘江(せんとうこう)の賑(にぎ)やかな河面(かめん)が、近眼の彼にも、薄ぼんやり見えたことであろう。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
花下(かか)に五裂(れつ)せる緑萼(りょくがく)があり、花冠(かかん)は高盆形(こうぼんけい)で下は花筒(かとう)となり、平開(へいかい)せる花面(かめん)は五片(へん)に分かれ、各片の頂(いただき)は二裂(れつ)していて、その状すこぶるサクラの花に彷彿(ほうふつ)している。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
梢枝(しょうし)には苞葉(ほうよう)があって、その苞腋(ほうえき)に一輪(りん)ずつの小さい白花が咲くから、緑色の草中にあってちょっと目につく。花のもとの緑萼(りょくがく)は五尖裂(せんれつ)し、花冠(かかん)は高盆形(こうぼんけい)で花面(かめん)五裂(れつ)し輻状(ふくじょう)をなしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
お師匠(ししょう)さまがつらつら亀卜(きぼく)の卦面(かめん)を案じまするに、すなわち、——富岳(フガク)ニ鳳雛(ホウスウ)生(ウ)マレ、五湖(コ)ニ狂風(キョウフウ)生(ショウ)ジ、喬木(キョウボク)十悪(アク)ノ罪(ツミ)ヲ抱(イダ)イテ雷(ライ)ニ裂(サ)カル——とござりましたそうです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)