“かわも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川面78.8%
河面21.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地しばりやおおばこなど、葉末に露をたたえた雑草をはだし足袋たびに蹴立てて歩いて行った。白い川面かわもがとおくまで光っていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
そのとき、二人ふたりには、みずきよらかな、くさ葉先はさきがぬれてひかる、しんとした、すずしいかぜ川面かわも景色けしきがありありとうかんだのであります。
海ぼたる (新字新仮名) / 小川未明(著)
闇の河面かわもが静かに動いて、一町あまり隔たっている小さい桟橋の方角へ、人眼を忍ぶように辷って行く。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ただ、白骨をのせた巨蓮ヴィクトリア・レギアの食肉種が、河面かわもを覆うているのが望遠レンズに映ったそうである。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)