“かはせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
為替47.6%
爲替14.3%
川瀬14.3%
河瀬9.5%
爲換4.8%
河面4.8%
為換4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小夜子は別れて静岡の姉の家に身をよせたが、亨一は之に対して生活費を為送しおくる義務を負つて居た。毎月為替かはせにして郵送するのがすず子の為事の一つであつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
小夜子はわかれて靜岡の姉の家に身をよせたが、亨一は之に對して生活費を爲送しおくる義務を負つて居た。毎月爲替かはせにして郵送するのがすず子の爲事の一つであつた。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
楽浪ささなみ志我津しがつらが罷道まかりぢ川瀬かはせみちを見ればさぶしも 〔巻二・二一八〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
春の池や井手の河瀬かはせに通ふらん岸の山吹底もにほへり
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
恰も好しフランチエスカの君は、臨時のつひえもあるべく又日ごろのつかれをも忘れしめんとて、百「スクヂイ」の爲換かはせを送り給ひぬ。
目の暮れぬ内にテルラチナに着き給ふべしといひぬ。我は此人々にむくいせんとおもふに、拿破里にて受取るべき爲換かはせの外には、身に附けたるものなし。
河面かはせに踊る初夏の鮎のやうに、または森蔭に飛び交ふ狐火のやうに、間抜けな/\、お前達をモツケ(闘剣術に使はるゝ、「嘲り」の型也)してゐるのが解らないか。
歌へる日まで (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
老いたるも若きもみな貧しき人々である。墺太利の貨幣の為換かはせ相場はそのあたりはぐんぐん下つて行つた。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)