河瀬かはせ)” の例文
書持の兄、家持が天平勝宝二年に作った歌に、「夜くだちに寝覚ねさめて居れば河瀬かはせこころもしぬに鳴く千鳥かも」(巻十九・四一四六)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
春の池や井手の河瀬かはせに通ふらん岸の山吹底もにほへり
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「春まけてかく帰るとも秋風に黄葉もみづる山をざらめや」(巻十九・四一四五)、「夜くだちに寝覚めて居れば河瀬かはせこころもしぬに鳴く千鳥かも」(同・四一四六)という歌があり
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)