“かわせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
為替88.5%
川瀬4.9%
河瀬3.3%
為換3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当座の費用として金を少し送っておくという意味を簡単にしたためて、永田から送ってよこした為替かわせの金を封入して、その店を出た。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
と唱ったが、その声は実に前の声にも増して清いんだ声で、えず鳴る笛吹川の川瀬かわせの音をもしばしは人の耳からい払ってしまったほどであった。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その七、八人の中から、わけても真犯人としての嫌疑をかけられているのは山本やまもと河瀬かわせとであった。
仮装観桜会 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
手前てめえが此の山口屋善右衞門へ八十両の為換かわせを取りに来たという事を聞いちゃアのがさねえ地獄耳、手前てめえの跡を付けて来て、転んだ振りで荒稼ぎ、頭突ずつきといって横腹よこっぱらを頭でって息のとめ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)