川瀬かわせ)” の例文
「分かった、わたしはP街の柳ホテルに泊まっている川瀬かわせという者だから、きみの都合のいいときにいつでもやって来たまえ」
謎の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
と唱ったが、その声は実に前の声にも増して清いんだ声で、えず鳴る笛吹川の川瀬かわせの音をもしばしは人の耳からい払ってしまったほどであった。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
少年探偵団員の川瀬かわせ山村やまむらの二少年が、世田谷区のある町を歩いていました。ふたりとも小学校の六年生ですが、今日は日曜日なので、世田谷のお友だちをたずねた帰り道なのです。
魔法博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)