“楽浪”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂浪
読み方割合
ささなみ66.7%
らくろう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一首は、楽浪ささなみの志賀の辛崎は元の如く何のかわりはないが、大宮所も荒れ果てたし、むかし船遊をした大宮人も居なくなった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一首は、楽浪ささなみ志我津しがつにいた吉備津采女きびつのうねめが死んで、それを送って川の瀬を渡って行く、まことに悲しい、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
楽浪らくろうの遺物が大部分を占めている。二千余年前の朝鮮にこんな文明があったのかと思って驚嘆したのである。漆器美術の巧緻こうちなことは、我々芸術を解せぬ者にも、当時の人の雅趣が思われたのだ。
淡紫裳 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)