“罷道”の読み方と例文
読み方割合
まかりぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「子ら」の「ら」は親愛の語で複数を示すのではない。「罷道まかりぢ」は此世を去って死んで黄泉よみの国へ行く道の意である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
楽浪ささなみ志我津しがつらが罷道まかりぢ川瀬かはせみちを見ればさぶしも 〔巻二・二一八〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
楽浪ささなみ志我津しがつの子らが罷道まかりぢの川瀬の道を見れば不怜毛サブシモ (巻二。二一八)
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)