“マスク”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮面45.5%
面型18.2%
保護面9.1%
演劇用仮面9.1%
覆面9.1%
防毒面9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高等内侍クウルチザンヌのほうはいつも笑っているような、仮面マスクのようなふしぎな顔をした女だった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しかもポンコツの苦しみというよりも其の首だけ仮面マスクのような顔には何を見たのかゾッとするような恐怖の色が刻込きざみこまれているのでした。
(新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
ふと首を上げると壁の上に彼が往生おうじょうした時に取ったという漆喰しっくいせい面型マスクがある。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この面型マスクは、その後世に広まった鋳物の一つだったが、彼はそれを、最も高価な美術品ででもあるかのように、ごくていねいに包み上げていた。
時として肘や膝にもプロテクタアを当てがい、人によっては顔に厚い保護面マスクかぶることもある。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
いかなる畸矯変則をもってしても律しようのない……換言すれば、殺人犯人の生具的表現を最も強烈に表象している、一個の演劇用仮面マスクに相違ないのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
デビーもファラデーもガラス製の覆面マスクをつけて実験するのだが、それでも危険である。
「でも排気してるんでしょう? だったら、そんなにいつまでも瓦斯ガスのある筈はないでしょうし、それに防毒面マスクだってあるんです。——あ、しかし、その前に係長」
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)