“大鍋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおなべ61.5%
おほなべ30.8%
だいなべ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次の日の夕方、湖畔の焚火たきびを囲んでさかんな饗宴きょうえんが開かれた。大鍋おおなべの中では、羊や馬の肉に交って、哀れなシャクの肉もふつふつえていた。
狐憑 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ものゝ可懐なつかしかつたのは、底暗そこくら納戸なんどに、大鍋おほなべおもふのに、ちら/\とからんで焚火たきびであつた、このは、くるまうへから、彼処かしこ茶屋ちややときから
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「勘さんか、」とに組は肩で呼吸いきをして、「や、えれえことになった。大鍋だいなべのお美野さんがお前——。」