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おおなべ
ふりがな文庫
“おおなべ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大鍋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大鍋
(逆引き)
一〇、コルシカ人の急所は
大鍋
(
おおなべ
)
の中に。翌日の午後、コン吉はコルテの町からさまざまな買物を
騾馬
(
ろば
)
の背に満載して帰って来た。それと同時に『極楽荘』の
内外
(
うちそと
)
には大改革が行なわれた。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
大鍋
(
おおなべ
)
にうんと拵えた三平汁を見ると、持前の鋭い目をぎろつかせたものだったが、そうした場合に限らず、
長火鉢
(
ながひばち
)
の傍に頑張っている姉の目の先きで、子供たちと一緒に食卓に坐るのは
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼がこの
大鍋
(
おおなべ
)
の中で倫敦の
煤
(
すす
)
を洗い落したかと思うとますますその人となりが
偲
(
しの
)
ばるる。ふと首を上げると壁の上に彼が
往生
(
おうじょう
)
した時に取ったという
漆喰
(
しっくい
)
製
(
せい
)
の
面型
(
マスク
)
がある。この顔だなと思う。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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