“おおなべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大鍋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一〇、コルシカ人の急所は大鍋おおなべの中に。翌日の午後、コン吉はコルテの町からさまざまな買物を騾馬ろばの背に満載して帰って来た。それと同時に『極楽荘』の内外うちそとには大改革が行なわれた。
大鍋おおなべにうんと拵えた三平汁を見ると、持前の鋭い目をぎろつかせたものだったが、そうした場合に限らず、長火鉢ながひばちの傍に頑張っている姉の目の先きで、子供たちと一緒に食卓に坐るのは
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼がこの大鍋おおなべの中で倫敦のすすを洗い落したかと思うとますますその人となりがしのばるる。ふと首を上げると壁の上に彼が往生おうじょうした時に取ったという漆喰しっくいせい面型マスクがある。この顔だなと思う。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)