“ふくめん”の漢字の書き方と例文
語句割合
覆面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散りぢりにびあい、叫びあいながら、柳姿りゅうし覆面ふくめん三、四十人、すすきとそよぐやいばをさげて、長屋門ながやもん番士ばんしり、いっきに奥へはしりった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船長が、とつおいつ、覆面ふくめんの敵に対してこののちどうしようかと、思案しあんにくれていたとき、そばにいた古谷局長が、暗闇くらやみの中から声をかけた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
皆んなで止めるのも聽かず、小僧の龜吉をつれて横町の風呂へ行つたまでは宜かつたが、歸りには覆面ふくめんの曲者三人に取卷かれ、命辛々から/″\逃げ出した