“殘暑”の読み方と例文
新字:残暑
読み方割合
ざんしよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまみして障子せうじめた、殘暑ざんしよといふものはわるあつい、空氣くうきかよはないかららである、くもつてゐるから頭痛づつうがする、たまらぬ。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
いまぢあ、すこしれやしたがね、此處こゝへはじめて南洋なんやうからたときあ、まだ殘暑ざんしよころだつたがそれでも、毎日々々まいにち/\/\、ぶるぶるふるえてゐましただよ
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「おはなしりません。……彼岸ひがんちかい、殘暑ざんしよもドンづまりとところて、まあ、うしたつてふんでせうな。」
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)