“南洋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんよう80.0%
なんやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南洋なんようのあまり世界せかいひとたちにはられていないしまんでいる二人ふたり土人どじんが、難船なんせんからすくわれて、あるみなといたときでありました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
第二十八圖だいにじゆうはちず)そのとなりにあるは、現在げんざい南洋なんようにおいて實行じつこうしてゐる水上住居すいじようじゆうきよでありますが、いかにもよくてゐることがわかりませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
午前ごぜんなどと文化ぶんくわがつたり、あさがつたりしてはられない。ごろではまだ夜半よなかではないか。南洋なんやうから土人どじんても、夜中よなか見物けんぶつ出來できるものか。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いまぢあ、すこしれやしたがね、此處こゝへはじめて南洋なんやうからたときあ、まだ殘暑ざんしよころだつたがそれでも、毎日々々まいにち/\/\、ぶるぶるふるえてゐましただよ
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)