ムクロ)” の例文
巌岩イソウヘに生ふる馬酔木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。おれのムクロが、もう半分融け出した時分だつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その唸き聲のとほり、彼の人のムクロは、まるでだゞをこねる赤子のやうに、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その唸き聲のとほり、彼の人のムクロは、まるでだゞをこねる赤子のやうに、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そのウメき声のとほり、の人のムクロは、まるでだゞをこねる赤子のように、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれのムクロが、もう半分融け出した時分だつた。そのあと、「たをらめど……見すべき君がありと言はなくに」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
おれのムクロが、もう半分融け出した時分だつた。そのあと、「たをらめど……見すべき君がありと言はなくに」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此處にお搬びなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此處にお搬びなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
池上の堤で命召されたあのお方のムクロを、罪人にモガリするは、災の元と、天若日子アメワカヒコの昔語りに任せて、其まゝ此処ココにおハコびなされて、おけになつたのが、此塚よ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)