“御遺骸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごいがい80.0%
おんなきがら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度は水戸みとの姫君さまのお輿入こしいれの時。一度は尾州の先の殿様が江戸でおくなりになって、その御遺骸ごいがいがこの街道を通った時。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかるところ松向寺殿御遺骸ごいがいは八代なる泰勝院にて荼毗だびせられしに、御遺言ごゆいごんにより、去年正月十一日泰勝院専誉御遺骨ごゆいこつを京都へ護送いたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「左様でござります。政高公御最期のみぎり、おいたわしくも御遺骸おんなきがらに大切なものが缺けていらしった筈でござります」