“御遺言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごゆいごん80.0%
ごゆゐごん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるところ松向寺殿御遺骸ごいがいは八代なる泰勝院にて荼毗だびせられしに、御遺言ごゆいごんにより、去年正月十一日泰勝院専誉御遺骨ごゆいこつを京都へ護送いたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もっともこれは愚僧当山とうざんの厄介に相なり候てより三年の後にて、愚僧は御遺言ごゆいごんもとづき当山八代目の住職に相なり候次第にて有之候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
付ず取調て御見分ごけんぶんの御役人へ御わたし申すべしと細々こま/″\御遺言ごゆゐごん有て終にむなしく成給ひし然ば泣々おほせの如く取計ひ御石碑せきひをも建立こんりふして御後の取まかなひ萬事すませ後下人共へは御紀念かたみ金を分與へて暇を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)