“荼毗”の読み方と例文
読み方割合
だび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるところ松向寺殿御遺骸ごいがいは八代なる泰勝院にて荼毗だびせられしに、御遺言ごゆいごんにより、去年正月十一日泰勝院専誉御遺骨ごゆいこつを京都へ護送いたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と庵を焼いて、なきがらを荼毗だびに付し、白骨を拾って箱におさめ、それを頸にかけると、再び商人船に乗って都に帰ってきた。
床の間のわき、押入の中の手箱には、些少さしょうながら金子たくわえおき候えば、荼毗だびの費用に御当て下されたく、これまた頼入り候。