“だび”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダビ
語句割合
荼毘78.1%
荼毗15.6%
蛇尾6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エテオクレとその兄弟との荼毘だびの炎の如く上方うへわかれたる火につゝまれてこなたに來るは誰なりやといはんとおもひたりしなり —五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
と庵を焼いて、なきがらを荼毗だびに付し、白骨を拾って箱におさめ、それを頸にかけると、再び商人船に乗って都に帰ってきた。
彼等は幕の開かぬ芝居に会へる想して、あまりに落着の蛇尾だび振はざるを悔みて、はや忙々いそがはしきびすかへすも多かりけれど、又見栄みばえあるこの場の模様に名残なごりを惜みつつ去りへぬもありけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)