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『春の山』
ふりがな文庫
『
春の山
(
はるのやま
)
』
蘆田周平はサンルームのつづきの日向くさい絨氈の上に寝ころがり、去年の冬から床のうえに放りだしてあった絵葉書を拾いあげた。パリのあやかしに憑かれ、ひとりで気負ったようになっている仲間がよこした自作の絵葉書である。 八月にレジェが死んだと思った …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
被
(
ぎ
)
下
(
さが
)
距
(
けづめ
)
斑
(
ふ
)
気
(
け
)
涸谷
(
かれたに
)
黄笹
(
きざさ
)
三三
(
みさ
)
鬱金
(
うこん
)
骸
(
むくろ
)
葎
(
むぐら
)
紅絹
(
もみ
)
框
(
かまち
)
村方
(
むらかた
)
山曲
(
やまたわ
)
土出
(
どしゅつ
)
名越
(
なごえ
)
半纒
(
はんてん
)
乾反
(
ひぞ
)