“名越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なごえ85.7%
ナゴヤ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにつづいて、源実朝みなもとのさねともに触れておこう。実朝は西行が世を去った翌々年、後鳥羽天皇の建久三年(一一九二)八月九日、鎌倉名越なごえの浜御所に生れた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
それとも身軽でハイずんずん行かっせえたもんだで、山越しに名越なごえの方ささっしゃったかも知れましねえ
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だから、まだしも、名越ナゴヤ浜御殿の場の実阿弥の謡ふ梁塵秘抄あたりの文句に連れて踊る処の方が、よかつたのです。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)