“御旨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みむね42.9%
おんむね28.6%
おむね14.3%
オムネ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべては天帝の御旨みむねであり、天帝の善しと見たもうところこれを行いたもう。到底我らの思惟の及ぶところではありませぬ。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「そういう赤松坊こそどうする気じゃ。……播磨の国へ立ち越えて、苔縄山こけなわさんへ円心坊を訪ね、先達殿の御旨おんむねを伝えると、口癖のように云っていたが」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
朝敵征伐せよとの御旨おむねで繰出されて来るのであって、米友征伐に来るわけのものではないから、そんなに弱音をらさなくてもいいはずなのですが、米友が、がっかりした調子で言ったものですから
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「——右府様御諚ゴジョウニハ、中国ヘノ陣用意出来候エバ、家中ノ士馬、旌旗セイキノ有様、御覧成サレ度キ御旨オムネニ候間、早々、人数召連レラレマカノボリ候エ。……と、かようにある」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)