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御旨
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おんむね
ふりがな文庫
“
御旨
(
おんむね
)” の例文
「そういう赤松坊こそどうする気じゃ。……播磨の国へ立ち越えて、
苔縄山
(
こけなわさん
)
へ円心坊を訪ね、先達殿の
御旨
(
おんむね
)
を伝えると、口癖のように云っていたが」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小野は丹後国にて祖父
今安太郎左衛門
(
いまやすたろざえもん
)
の
代
(
だい
)
に召し出されしものなるが、父田中
甚左衛門
(
じんざえもん
)
御旨
(
おんむね
)
に
忤
(
さか
)
い、江戸御邸より
逐電
(
ちくてん
)
したる時、
御近習
(
ごきんじゅ
)
を勤めいたる伝兵衛に、父を尋ね出して参れ
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
森は田辺に
着
(
ちゃく
)
いたし、景一に面会して
御旨
(
おんむね
)
を伝え、景一はまた赤松家の
物頭
(
ものがしら
)
井門亀右衛門
(
いかどかめえもん
)
と
謀
(
はか
)
り、田辺城の
妙庵丸櫓
(
みょうあんまるやぐら
)
へ
矢文
(
やぶみ
)
を射掛け候。翌朝景一は森を斥候の中に交ぜて陣所を出だし
遣
(
や
)
り候。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
旨
常用漢字
中学
部首:⽇
6画
“御旨”で始まる語句
御旨意