“辞去”の読み方と例文
読み方割合
じきょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてシンプソン病院を辞去じきょしたのであるが、彼は寒夜かんやの星をあおぎながら、誰にいうともなく、次のようなことをつぶやいたのだった。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
予が辞去じきょの後、先生例の散歩さんぽこころみられ、黄昏こうこん帰邸きてい初夜しょやしんつかれんとする際発病はつびょうついたれず。哀哉かなしいかな
倉皇そうこうと、入道は辞去じきょした。玄蕃允げんばのじょうは、将座へもどると、すぐ指揮を発して、岩崎山へ一隊を派し、また、賤ヶ嶽と大岩山の中間にあたる観音坂附近や蜂ヶ峰へも、各〻監視小隊をさし向けた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)