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辞去
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じきょ
ふりがな文庫
“
辞去
(
じきょ
)” の例文
そしてシンプソン病院を
辞去
(
じきょ
)
したのであるが、彼は
寒夜
(
かんや
)
の星を
仰
(
あお
)
ぎながら、誰にいうともなく、次のようなことを
呟
(
つぶや
)
いたのだった。
東京要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
予が
辞去
(
じきょ
)
の後、先生例の
散歩
(
さんぽ
)
を
試
(
こころ
)
みられ、
黄昏
(
こうこん
)
帰邸
(
きてい
)
、
初夜
(
しょや
)
寝
(
しん
)
に
就
(
つか
)
れんとする際
発病
(
はつびょう
)
、
終
(
つい
)
に
起
(
た
)
たれず。
哀哉
(
かなしいかな
)
。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
倉皇
(
そうこう
)
と、入道は
辞去
(
じきょ
)
した。
玄蕃允
(
げんばのじょう
)
は、将座へもどると、すぐ指揮を発して、岩崎山へ一隊を派し、また、賤ヶ嶽と大岩山の中間にあたる観音坂附近や蜂ヶ峰へも、各〻監視小隊をさし向けた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幸い雨は上ったことだし、北鳴四郎は
辞去
(
じきょ
)
を決して、二階を下りていった。老人夫婦は残念そうに、その後について、送ってきた。
雷
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは二人にとって
更
(
さら
)
に
見当
(
けんとう
)
のつかないことだった。話はそれまでとなって、白丘ダリアと伯父とは、警視庁を
辞去
(
じきょ
)
した、というのであった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
まえにもいったとおり、ヘクザ館は
人里
(
ひとざと
)
離
(
はな
)
れた山岳地帯にあるのだから、こうなっては、
辞去
(
じきょ
)
することもできないのである。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
肝腎
(
かんじん
)
の毒瓦斯発明院長の燻精が、金博士のところを
辞去
(
じきょ
)
するとき、瓦斯通路を歩かされ、すっかり瓦斯患者とされてしまったのを、当人はもちろん醤も気がつかなかったのだ。
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“辞去”の意味
《名詞》
辞 去(じきょ)
挨拶をして立ち去ること。
(出典:Wiktionary)
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
“辞”で始まる語句
辞
辞儀
辞世
辞退
辞義
辞令
辞誼
辞書
辞句
辞柄