“独白”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひとりごと37.5%
どくはく31.3%
せりふ18.8%
モノロオグ6.3%
モノローグ6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“独白”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 文学史 文学思想史7.7%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)7.7%
芸術・美術 > 演劇 > 劇場 演出 演技1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれども三四郎の耳には明らかにこの一句が、すべてに捨てられた人の、すべてから返事を予期しない、真実の独白ひとりごとと聞こえた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
五郎造はぶつぶつ独白ひとりごとをいっては、腹を立てていた。吉治の怪我で、彼はなにか大変困ったことに直面しているらしい様子だった。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
年の若い巡査は警部が去ると、大仰おおぎょうに天を仰ぎながら、長々ながなが浩歎こうたん独白どくはくを述べた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
袈裟けさ盛遠もりとほ」と云ふ独白どくはく体の小説を、四月の中央公論で発表した時、或大阪の人からこんな手紙を貰つた。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかも舞台ではシンミリした場面で一同息をのんで声の低い独白せりふまで聞こえてくる。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
ねえ熊城君、こういう凄惨な独白せりふは、そもそも何が語らせたのだろうか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これを若し、戯曲の中の、更に特殊な一形式に結びつければ、云ふまでもなく、「独白モノロオグ」なのである。
戯曲及び戯曲作家について (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ヒューマニズムの文学というような豊かで範囲も広い筈の提唱が起っているのに、まさにその時、文芸評論はその理論性を失って独白モノローグ化し随筆化して来ていることが注目されたというのは当時の日本文学のどういう悲喜劇であったろうか。
昭和の十四年間 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)