“独白”のいろいろな読み方と例文
旧字:獨白
読み方割合
ひとりごと38.1%
どくはく28.6%
せりふ19.0%
モノローグ9.5%
モノロオグ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五郎造はぶつぶつ独白(ひとりごと)をいっては、腹を立てていた。吉治の怪我で、彼はなにか大変困ったことに直面しているらしい様子だった。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
富岡は煙草に火をつけて、ゆつくり煙を吐きながら、心のなかで、もう遅いよと独白(どくはく)してゐる。だが、考へてみると、遅くもない気がした。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
阪井のクローデアス王の王座は独白(せりふ)をひきたてる関係で客席に近い前舞台の端にあり、そのとなり、つまり舞台に向って斜右(はすみぎ)に王妃の座があり
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
文芸評論はその理論性を失って独白(モノローグ)化し随筆化して来ていることが注目されたというのは当時の日本文学のどういう悲喜劇であったろうか。
昭和の十四年間 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
これを若し、戯曲の中の、更に特殊な一形式に結びつければ、云ふまでもなく、「独白(モノロオグ)」なのである。ラシイヌ、コルネイユの有名な「長白(チイラアド)」も亦、これに髣髴たるものがあると云へよう。
戯曲及び戯曲作家について (新字旧仮名) / 岸田国士(著)