“せりふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セリフ
語句割合
台詞38.2%
科白20.3%
19.9%
台辞13.1%
臺詞5.2%
独白1.6%
芹生0.8%
仮白0.4%
臺辭0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の個性が出ないのだ。そうかといって、武者小路久保田万太郎のは、台詞がとぎれて、どうも朗読のテキストには向かないのだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
気息がはずんで二の句がつげない。彼は芝居で腹を切つた俳優が科白の間にやるやうに、深い呼吸を暫くの間苦しさうについてゐた。
An Incident (新字旧仮名) / 有島武郎(著)
その技芸より今日の如く発達しおらぬ時の事とて、といい、といい、ほとんど滑稽に近く、全然一見なきものなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「すっかりうまくいったわ。」ただ一つ彼女は、他人の台辞はもっと削ってもらいたく、自分のは削らないようにしてほしいだけだった。
疲れ? へツ、そんな氣取つた臺詞は、あつしの書き拔きにはありませんよ、去年の流行感冒にやられた時、葛根湯を一升五合ばかり飮んで、布團を
しかも舞台ではシンミリした場面で一同息をのんで声の低い独白まで聞こえてくる。黙黙として、沈静。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
狂言は、芹生の里寺子屋の段、源蔵、戸浪、菅秀才、村の子供たち、その親多勢、玄蕃、松王——多くの、いずれも精巧を極めた人形である。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
型に入つた仮白のやうな言廻し、秩序の無い断片的な思想、金色に光り輝く仏壇の背景——丁度それは時代なでも観て居るかのやうな感想を与へる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ただくわつと逆上て云ふべき臺辭も忘れ、るさに俯向いて了つた——その前を六騎のない子供らが鼻汁を垂らし、黒坊のやうなつちやけた裸で
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)