“黒坊”の読み方と例文
読み方割合
くろんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただくわつと逆上(のぼせ)て云ふべき臺辭(せりふ)も忘れ、極(きま)り惡(わ)るさに俯向(うつむ)いて了つた——その前を六騎の汚(きた)ない子供らが鼻汁(はな)を垂らし、黒坊(くろんぼ)のやうな赭(あか)つちやけた裸で
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
太郎「印度(いんど)は黒坊(くろんぼ)ばかりゐるのかと思(おも)つたら、おまへのやうな白(しろ)い鳥(とり)もゐるのかい」
幕の端(はじ)から、以前の青月代(あおさかやき)が、黒坊(くろんぼ)の気か、俯向(うつむ)けに仮髪(かつら)ばかりを覗(のぞ)かせた。が、そこの絵の、狐の面が抜出したとも見えるし、古綿の黒雲から、新粉細工の三日月が覗くとも視(なが)められる。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)