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黒坊主
ふりがな文庫
“黒坊主”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くろぼうず
66.7%
くろばうず
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろぼうず
(逆引き)
もし私が雪山の
垢塗
(
あかまみ
)
れの土人と一つになるようなことがあったならば、私は今時分はかのヒマラヤの
谷間
(
たにあい
)
の
黒坊主
(
くろぼうず
)
となって居ったかも知れぬ。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
足
(
あし
)
のあるところは、
青
(
あお
)
い
青
(
あお
)
い
海
(
うみ
)
の、うねりうねる
波
(
なみ
)
の
上
(
うえ
)
になっていて、ただ
黒坊主
(
くろぼうず
)
のように、三つの
影
(
かげ
)
が、ぼんやりと
空間
(
くうかん
)
に
浮
(
う
)
かんで
見
(
み
)
えたのであります。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒坊主(くろぼうず)の例文をもっと
(2作品)
見る
くろばうず
(逆引き)
南無南無
(
なむなむ
)
と
口
(
くち
)
の
裡
(
うち
)
で
唱
(
とな
)
うるで、
饗応振
(
もてなしぶり
)
に、
藁
(
わら
)
など
敷
(
し
)
いて
坐
(
すは
)
らせて、
足代
(
あじろ
)
の
上
(
うへ
)
を
黒坊主
(
くろばうず
)
と
入替
(
いれかは
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
(
これ
)
と、
城
(
じやう
)
ヶ
沼
(
ぬま
)
の
黒坊主
(
くろばうず
)
の
蒼
(
あを
)
ざめた
面影
(
おもかげ
)
を
除
(
のぞ
)
いては、
誰
(
たれ
)
の
顔
(
かほ
)
も
判然
(
はつきり
)
覚
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
なかつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
黒坊主(くろばうず)の例文をもっと
(1作品)
見る
“黒坊主”の解説
黒坊主(くろぼうず)は、明治時代の東京に現れたという妖怪、または熊野の民話、江戸時代の奇談集『三州奇談』などに登場する妖怪。黒い坊主姿の妖怪とされる。
(出典:Wikipedia)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
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