トップ
>
黒坊
>
くろんぼ
ふりがな文庫
“
黒坊
(
くろんぼ
)” の例文
ただくわつと
逆上
(
のぼせ
)
て云ふべき
臺辭
(
せりふ
)
も忘れ、
極
(
きま
)
り
惡
(
わ
)
るさに
俯向
(
うつむ
)
いて了つた——その前を六騎の
汚
(
きた
)
ない子供らが
鼻汁
(
はな
)
を垂らし、
黒坊
(
くろんぼ
)
のやうな
赭
(
あか
)
つちやけた裸で
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
太郎「
印度
(
いんど
)
は
黒坊
(
くろんぼ
)
ばかりゐるのかと
思
(
おも
)
つたら、おまへのやうな
白
(
しろ
)
い
鳥
(
とり
)
もゐるのかい」
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
幕の
端
(
はじ
)
から、以前の
青月代
(
あおさかやき
)
が、
黒坊
(
くろんぼ
)
の気か、
俯向
(
うつむ
)
けに
仮髪
(
かつら
)
ばかりを
覗
(
のぞ
)
かせた。が、そこの絵の、狐の面が抜出したとも見えるし、古綿の黒雲から、新粉細工の三日月が覗くとも
視
(
なが
)
められる。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こんな事を話している中に、サルーンの
扉
(
ドア
)
があいて、
黒坊
(
くろんぼ
)
のボイがはいって来た。
藍色
(
あいいろ
)
の夏服を着た、
敏捷
(
びんしょう
)
そうな奴である、ボイは、黙って、脇にかかえていた新聞の
一束
(
ひとたば
)
を、テーブルの上へのせる。
Mensura Zoili
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「大丈夫よ。それにまた、
黒坊
(
くろんぼ
)
だってついてるんだもの。」
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
“黒坊”で始まる語句
黒坊主