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独白
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どくはく
ふりがな文庫
“
独白
(
どくはく
)” の例文
旧字:
獨白
富岡は煙草に火をつけて、ゆつくり煙を吐きながら、心のなかで、もう遅いよと
独白
(
どくはく
)
してゐる。だが、考へてみると、遅くもない気がした。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
年の若い巡査は警部が去ると、
大仰
(
おおぎょう
)
に天を仰ぎながら、
長々
(
ながなが
)
と
浩歎
(
こうたん
)
の
独白
(
どくはく
)
を述べた。何でもその意味は長い
間
(
あいだ
)
、ピストル強盗をつけ廻しているが、
逮捕
(
たいほ
)
出来ないとか云うのだった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「黄金仮面」の噂を
精々
(
せいぜい
)
物凄く話し合うことよろしくあって、彼等が引込むと、この芝居の副主人公とも云うべき、非常な
臆病者
(
おくびょうもの
)
が登場し、暫く
独白
(
どくはく
)
をやっている所へ、うしろの木立を分けて
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして低く
独白
(
どくはく
)
のように
呟
(
つぶや
)
いた。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
「
袈裟
(
けさ
)
と
盛遠
(
もりとほ
)
」と云ふ
独白
(
どくはく
)
体の小説を、四月の中央公論で発表した時、或大阪の人からこんな手紙を貰つた。「袈裟は
亘
(
わたる
)
の義理と盛遠の
情
(
なさけ
)
とに迫られて、
操
(
みさほ
)
を守る為に死を決した烈女である。 ...
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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使 (
独白
(
どくはく
)
)どうもおれは正直すぎるようだ。
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“独白”の意味
《名詞》
独白(どくはく)
演劇などで俳優が相手がなく一人で語ること。また、その言葉。モノローグ。
独り言。
(出典:Wiktionary)
“独白(モノローグ)”の解説
モノローグ(en: Monolog, Monologue, fr: Monologue)は、英語・フランス語等のヨーロッパ諸語で独白(どくはく)を意味する語。
(出典:Wikipedia)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“独白”で始まる語句
独白と朗読