“鋪道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほどう96.0%
ペーブメント4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は綺麗な鋪道ほどうの上に下りた。だが何となく刑務所の仕事場を思い出させるようなコンクリートの路面だった。私はいやな気がした。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
とある陳列箱の中の小さな水族館では、茎のような細いあゆが、何尾も泳いでいた。銀座の鋪道ほどうが河になったら面白いだろうと思う。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
私が独りで、ぶらぶら白く埃の浮いた鋪道ペーブメントを京橋の方に歩いていると、前後して一人の若者が通りすがった。同じ方向に行く。
小景:ふるき市街の回想 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
やや蒲鉾なりの広い車道に沿うて、四方に鋪道ペーブメントが拡っていた。
小景:ふるき市街の回想 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)