“鋪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
78.6%
みせ21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机が二つ九十度の角を形づくるように据えて、その前に座布団がいてある。そこへ据わって、マッチを擦って、朝日を一本飲む。
あそび (新字新仮名) / 森鴎外(著)
下には黄金色きんいろをしたかわらいてすこしの塵もなかった。老嫗は青年を伴れて遊廊かいろうを通って往った。遊廊の欄干も皆宝石であった。
賈后と小吏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
渋りて物を出さぬ家は会釈もなく踏込で或はみせをうち毀し家内を乱暴に及ぶにぞ、蓄財家かねもちは皆戦慄ふるへおそれて家業を休み店を閉めて只乱暴の防ぎをなせば
その広いみせに並べてあって、その中には、外国人がクリスマスに食べるようなパイや、その他種々な生菓子が並べてあると、一方のたなの中には、栗饅頭くりまんじゅうや、金つばや
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)