“老鋪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しにせ88.9%
ろうほ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お米といって、これはそのおじさん、辻町糸七——の従姉いとこで、一昨年おととし世を去ったお京の娘で、土地に老鋪しにせ塗師屋ぬしやなにがしの妻女である。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人の噂では、日清戦争頃に、秋田あたりの岩緑青いわろくしょうを買占めにかかったのが、当ったので、それまでは老鋪しにせと云うだけで、お得意の数も指を折るほどしか無かったのだと云う。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「京都著名老鋪ろうほ財数十万戸主家系由緒身健品正風采紳士さけ不嗜たしなまず店雇人十数工場雇人数十ははろういもうとかす弟分家無係累むけいるい
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)