“寝鎮”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢鎭
読み方割合
ねしず68.8%
ねしずま25.0%
ねしづ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日中ならすぐ人に見とがめられるし、病人も気が付くから、これは、夜中人の寝鎮ねしずまった時の仕業に相違ない、とこう申すのでございます。
岸を噛む怒濤が悪魔のほえさけぶように、深夜の空にすさまじく轟いているほかは、ひっそりと寝鎮ねしずまった建物の中に、何の物音もしていない。
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その内一度けた明りを消した様子で、構内かまへうちは又ひつそりと寝鎮ねしづまりました。まだ夜の明け切るには間があつたのです。