“ねしずま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝静46.2%
寝鎮30.8%
寐静15.4%
寝沈7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡邊祖五郎はしきりに様子を探りますが、少しも分りません、夜半よなかに客が寝静ねしずまってから廊下で小用こようしながら見ますと、垣根の向うに小家こやが一軒ありました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
れど目科は妻ある身に不似合なる不規則千万せんばんの身持にて或時は朝なお暗き内に家をいずるかと思えば或時は夜通し帰りきたらず又人の皆寝鎮ねしずまりたるのちいたり細君を
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
君江の目にも寐静ねしずまった路地裏の情景が一段なまめかしく、いかにもけ渡った色町いろまちの夜らしく思いなされて来たと見え、言合したように立止って、その後姿を見送った。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
次第に夜はけて行った。二人の子供の中でも、兄は早く眠った。弟の方は遅くまで眼をまして婆やを相手に子供らしい話をしていたが、やがてこれも寝沈ねしずまった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)