“小用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こよう94.4%
しっこ2.8%
しょうよう2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう少し前に小用こように起きたのにとか、今夜は寝つかれないで、二時頃までは眼がえていたのにとか、ことごとく残念そうである。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
荘六は子供心に、書生が一向休憩していないのに憤慨ふんがいして、ヨオお小用しっこが出たいだの、ヨオ蜜柑みかんを買っておくれよ、ヨオ背中がかゆいよオなどといって書生を怒らせたものである。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つい話し込んでしまって、停車場へ駈けつける途中伊賀名物の小用しょうようを催しましてな、又知合の家へ飛び込むという騒ぎです。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)