“しっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シッコ
語句割合
疾呼44.4%
叱呼44.4%
小便5.6%
小用5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良心は疾呼しっこして渠を責めぬ。悪意は踴躍ゆうやくして渠を励ませり。渠は疾呼の譴責けんせきいては慚悔ざんかいし、また踴躍の教峻を受けては然諾せり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
叱呼しっこしながら入って来た三樹八郎。——たすき、汗止め、はかま股立ももだちをしっかりと取って、愛剣包光かねみつ二尺八寸を右手に傲然ごうぜんと突立った。
武道宵節句 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「馬鹿野郎、子供の小便しっこじゃあるまいし」
荘六は子供心に、書生が一向休憩していないのに憤慨ふんがいして、ヨオお小用しっこが出たいだの、ヨオ蜜柑みかんを買っておくれよ、ヨオ背中がかゆいよオなどといって書生を怒らせたものである。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)